布石のスタンダードを追いかけよう2


  やあ、おはよう。豆腐の角だ。

 早速回答をみていこう。

 1のカタツキが私の好きな一手で、模様による複雑化を防ぎ、局面を簡明化した一手だ。
 
 数年前から中国でもよく打たれるようになった。

 □が第三線なのがポイントだ。三線は堅実的でドライに地のアドバンテージを稼ぎやすい一手で、平成に入ってからの実利志向時代を支える考え方だ。

 しかし、デメリットとしては四線が弱点になる。つまり1のカタツキだ。地は安定してとれるが、発展性にかけ、閉じ込められやすいため模様になりにくくなる。また相手を自然と中央に行かせてしまう。

 Baidu IME_2017-1-28_8-25-2

 三線の特性を活かし、2のハイはどうだろう。相手の根拠を奪いつつ、自分の根拠を確かめた堅実な一手だ。

 これに対しては3の飛びが有力な手段且つ、現在ではほぼ常識的で定石化しているような形だ。だれも定石とはいわないのだが。

 つぎに白に6とオサエる形がカケツギの好形になるため、4の割り込みは普通だが、4から7で自然と形が整う。下辺の模様が制限され、局面が簡明されたことがわかる。

 黒このあとAと打てばBにノビ、形が自然に整う。いい形が自然とでてくるのがこの打ち方のいいところだ。


 Baidu IME_2017-1-28_8-25-26
 2の押しも有力な手段で4までは定石のようなものだ。5と打つかはわからないが、仮にここでもそれほど不満はない。

  Baidu IME_2017-1-28_8-26-1

 カタツキを多用しているのはAIのmasterだ。この碁はパクジョンファンとmasterの碁で、10のようにコゲイマジマリにカタツキを多用することが多い。masterの碁は、高い盤面制圧力が特徴だ。穏やかに盤面全体をコントロールし、相手に反撃の隙を与えず、気づいたら大差で負けている、という展開にもっていくのを得意としている。

 穏やか、というのは悪く言えばぬるい、と捉えられるかもしれない。だが、厳しい手段は隙を作る。攻撃という動作は一番隙を作るからだ。剣道などで相手が大振りをしてきたのを想像してみてほしい。攻撃の動作を作った瞬間、防御ができない。

 穏やかな手段は隙が生まれない。隙が生まれないから激しい手段が打ちづらい。つられて穏やかに打たざる得なくなった時、すでにmasterの手のひらで遊ばれているといえるだろう。

 地はできにくいが、局面制圧力の高い中央に対する考え方が突き抜けており、今後の囲碁界は中央に対する研究、考え方のレベルアップが求められている。

   


  Baidu IME_2017-1-28_8-27-25
  
 ……さて、ちょっとスタンダード1とあわせて今回は海外記事風に書いてみました。いかがだったでしょうか?

 最近はmasterが打った二間ジマリなどがプロの間で試されたりしています。今後の布石の同行はmasterを中心にメタが動くことになるかもしれません。

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No title

書き手が代わったのかと思いました(^-^;

Re: No title


 ちょっとびっくりさせることができたのなら幸いです。

 常により良く、求めていますので、いろんな書き方にトライしています。
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豆腐の角

Author:豆腐の角
ども~こんにちは。インストラクターの豆腐の角と申します。

棋力は東洋囲碁八段~九段を行ったり来たり程度。兵庫県を中心に、関西で囲碁を教えて生活しています。2011年には兵庫県世界アマ予選で優勝したことがあります。プロ試験とかぶって辞退することになったのですが(^_^;)
 
HPにてレッスン受け付けております。級位者から高段者まで、伸び悩んでいる、相談したいという方はぜひどうぞ。

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