ども~こんにちは。豆腐の角です。
きょうは視点と意識の話をしたいとおもいます。
いわゆる局面をみたときに、どこに目を向けて、どこに力を入れているか、全体に視野を向けれているかという話です。
たとえばなんですけど、下図の局面。
Aと打ち、Bとうちました。級位者の多くは打ったところしかみてないことが多いです。そのため、ほかに急に打たれると動揺したり、意識が向いていないのでつづけてAとBの周囲に打ち、「あ!」ってことなんかにも。
そういう方はAとBのところに意識が100%向いていてほかが見えない状態です。

強い人ほど盤面全体に意識を向けています。打ったところをみつつも、盤面全体に意識を向けます。
囲んでいるのが目をキョロキョロと視点移動させて盤面の把握を試みている高段者さんの視点です。
打ったところだけでなく、盤面全体に意識を向けているため、ダメヅマリ、アタリのうっかりなどが減ります。

いま個人的に教えている生徒さんのテキストを作成しています。その方の悩みは「最近アタリに気づかなかったり、戦っているところばかり目が向いて、ほかが見えずに取られてしまう」
ということでしたので、私は視点を打ったところだけなく、ほかにも意識をむけるトレーニングさえすれば克服できると考えています。
たとえば右上で戦っています。ここで戦いが起きたのでここしかみてない。ここで急に64ときました。ここで動揺したり、意識を右上だけでなくこちらにも意識を向けないといけません。
また、
64とうたれたところしかみれず、右上を忘れてしまう、なんてこともいけません。
それだと失敗します。

意識が100%右上にいっているときに右下に打たれました。ここでまたうたれた右下64に意識が100%もってかれると絶対失敗します。また、そういう方が非常に多いです。

上をみつつ下をみる。意識の割合としてはこんな感じで見る意識をもちながらすると、対処しやすくなります。

下辺の白2子はダメ二つで取れますので64の下の黒三つは怖くありません。右上と連動しているのがAのキリです。なのでここさえ守れば右上はもうなにもできないことがわかります。

このような局面が動いている状態での視点移動を意識してもらうようにする問題集などを作ったりしています。
視点は意識さえすれば克服できる技術です。
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