7月23日(土)6:00 兵庫県:西宮市某お豆腐生産工場。
トウフ工場の朝は早い。私は均等に配分されている水、大豆とにがりをみて、加工されていく新しい同志の誕生に心を震わせていた。
一通りの仕事を終えて準備を整える。
あとは任せた、私はサムズアップしながら部下にそう伝えて、京都生産工場から名古屋に配属された欧米か氏の元へ向かう。
阪急から梅田、梅田から環状線に乗って鶴橋へ。そこから近鉄に乗り換えてゆらゆらと3時間以上。
午後4時半名古屋に到着した。
まず驚いたのは人の多さ。大阪、東京に行ったことのある私だが、別種の「混雑さ」を感じた。
待ち合わせは名古屋で有名らしい金時計前。
同志のtanaka氏と欧米か氏と合流。ちょっとお茶でもしますかと男三人は安寧の地を目指し旅立った。
私は人ごみというなのモンスターと戦いながら「ナゴヤ」というダンジョンをさまよい歩く。
正直なめてた。
広すぎる、わかりにくい、人が多い。大阪という、行くたびに工事して変化する不思議ダンジョンを経験しているという自負はあっさりと崩れ去った。
地図士の欧米か氏は、幻のアイテム「スマホ」を使って世界のノゾキ監視者Goo○leを召喚。マップを開くも、地図士本人が方向音痴のためあまり意味がなかった。(ていうか全員方向音痴)
地図によればこっち!の反対側だったりするのはもうお約束だ。(基本的に囲碁ガチ勢に方向音痴は多い)
喫茶店をみつけるも人が多く入る事ができない。また、三人というパーティがバランスが悪い。二つしかない椅子を、奪い合う程私たちは荒んでいない。
さまよい歩くこと約40分。だいぶ心が荒んできた私たちは、ついに安寧の地をみつけた。狭く小さなcafeだが、明らかに空いていた。三人でもいける。
私たちは深い溜息とともに腰を下ろした。自然と笑顔になる。
近況を報告しあう。もっと浮いた話はないのかよと笑いながら、お互い浮いた話がないことに、安堵と哀しみの感情が波のように引いては押し寄せてくる。
男三人、哀愁を漂わせながら過ごす、そんな名古屋遠征一日目であった。
ブログランキングやっています。一日一回ポチッとお願いします。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト