ども~こんにちは。豆腐の角です。
今日は教室の日でして警備のお仕事お休みです。
さて、囲碁は曖昧なゲームと何度も書いてきましたが、自由度の高いゲームではあるのですが、ここはどうなろうとこう打つしかない!という石の形が数多く存在します。
それらは定石書には載っていません。実戦でみんな覚えてきました。
たとえば下の形はケイマの形で1と打たれた所。ここは基本的に2と打つしかない所です。

手を抜くとありえないひどい形になるからです。

これもどうなろうとここしかない、という所です。考えているようでは常識が感覚になっていない証拠です。

先が読めなかろうが、黒2と打つしかありません。

理屈で説明すると、ほかの場所へ打つと裂かれ形になるからです。石は裂かれると力を失います。黒石の多い所でそんなことになっては黒まずいですよね。

とまあほかにもたくさんあるんですが、こういった事が「常識」です。定石書には互角や不利な図や手順は載っていますが、こういった極端な「当たり前」は載っていません。
理解しているものとして書かれている本が大半です。書いている人がプロだから、というのもあるのですが。
前にも書きましたが、プロは子供の頃から感覚で掴んできましたし、そうでないとプロにはなれません。なのでアマチュアの初級者などが何がわからないのか、求めているのか、というのを書ける人が少ないのです。
下の著書(写真クリックでアマゾンへとびます)で依田九段はアマチュアに指導しはじめられて「こんな事もわかっていなかったのか、という事が多くて驚いた」と述べています。
こういった戦いの常識をまず身につけなければ、囲碁を考える事ができません。
常識というか、囲碁の犯してはならない道徳的基本ルールというか、暗黙の法みたいなものですねw
初段以下の方はこのへんでの理解が特に必要です。初段以上の方でもまだ必要ですけれども。
さて今日はこのへんで。アディオス。
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