ども~こんにちは。豆腐の角です。
今日と明日は仕事お休みさせてもらいまして(今日は教室あるけど)久しぶりにこの時間に更新です。
昨日にも書いたと思いますが、囲碁って考えて分かろうとすると相当な棋力が必要になる所が多いんです。だから考えていると、知らないあいだに泥沼の深みにはまり込んでいるなんてことに。
じゃあどうやって強くなるの?ってことですが、「考えるのではなく感じる力」が碁の上達には重要なのです。
難しいことのように思うかもしれません。それって才能ってことじゃないの?とか。
まあたしかにそういう所もありますが、大抵は碁を感じとる気持ちで取り組めば、大体誰でもある程度まで行けるとは思うんですけどね。
感じる力とは、つまりは五感のようなものです。誰もが感じる力を持っていますし、知らないあいだに利用して物事を覚えたりしています。
たとえば自転車に乗る練習するのに、「考えて乗れ!」なんていう人いないですよね。この角度で座って、顔の位置はこれで足の動きは……・なんて考えて乗らないでしょ。何度も練習して怪我したりしながら身体に覚え込ませますよね。
これも感じる力、五感を使って覚えるわけですね。
碁の場合も考える前に五感で感じて覚えたほうがいい事がすごく多いんです。理屈で説明すると滅茶苦茶難しいけど、身体で理解するのは結構簡単……というのが多いんですね。
たしか武宮九段だったでしょうか。「
プロの碁を並べるとき(棋譜並べのこと)考えてわかろうとしちゃダメ。感じてください」 自分よりはるかに強い人の碁を考えて分かろうとしても当然わかりませんし、何かを感じる機会を逸してしまいます。だから考えちゃダメ。感じてください。良いものはいいという事を感じるが大事とおっしゃっていました。
画商や骨董商の子供は小さい頃から「本物」ばかりみせられるそうです。そうすることで本物と偽物の違いを理屈では説明できないけど感じ取る事ができるようになるそうです。
囲碁は考えるゲームですが、その前に五感も重要な要素を含むゲームです。
考えるゲームという意識が強いせいか、感じ取るゲームでもあるということを言う人があまりいません。
このへんのズレが大人と子供の成長スピードの違いにもなってくるのですが、それはまた別のお話。
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