ども~こんにちは。豆腐の角です。
今日もブログ投票で気になったコメントを取り上げたいと思います。
30代男性(福岡)の方からのお便りです(-■Д■)
「大人または高齢者の方に囲碁を指導する時の心構え、指導者としてのあるべき姿などについて教えていただきたいです。どうぞよろしくお願い致します」 お、これから指導の仕事をされる方でしょうか。最近は介護施設などでスタッフさんが囲碁を高齢者の方と打つなんてこともありますもんね~
わたしもそれほど指導歴が長い方ではありませんが、70~80代の方を教えていますので参考にしていただければ。
まず大事なのは
「①最低限の礼儀」ですね。
当たり前ですけどw自分より目上な方なわけですし。自分が強いからって上から目線になるのはダメ。とはいえ人間ですからやってしまった~って事は私だってありますのでその度に猛省しませう。
「②焦らない・我慢・指導に完璧を求めない」高齢者の方の場合、と特に限定するわけではないのですが、指導する側は生徒さんに教えたのにすぐにできない、また同じ失敗を繰り返してる~といった事で焦らない。我慢が大事です。これは子供の指導でも一緒です。というか指導者に一番求められるスキルだと思います。
繰り返しできなくても、何度も諦めずに繰り返し教えましょう。私は認知症の祖母がいて普段世話をしています。MRIで脳の検査をしたら新しい記憶を保存する部分がほどんどない状態です。
週二日デイサービスという介護施設にいっています。最初はデイサービスってなに?でしたが、今ではデイサービスという単語をいつの間にか覚えています。一回でダメなら十回、十回でダメなら百回繰り返せばいいだけです。気長にお付き合いしましょう。
「③指導している・してやっている、という気持ちでやらないこと。一緒に考える気持ちで」
こういった気持ちでいると、知らないうちに相手に不快感を与えて囲碁が嫌になってしまいます。指導者は碁の指導をするというより、一緒に歩いていく感じが大事です。
たとえばすぐに答えを教えるのではなく、この白は何を考えていると思いますか?と言って一緒に考える。技術を教える事よりも何を考えてここにうちましたか?私は何考えてここに打ったかわかりますか?などと一緒に考えてもらうよう心がけています。
「④自分目線でみない。相手目線で」
現在の囲碁界の指導者は、自分目線で考えている人が多すぎます。たとえばよくあるのが難しすぎる問題を出す人。指導者本人からしたら簡単でも、生徒さんからしたら問題の意味すら分からず、何をしたらいい問題なのか?も分からないなんてこともあります。特に囲碁は抽象的な問題が多いので。
自分が生徒さんの棋力の頃だったらこの問題をみたらどう思うだろう?意味わかるだろうか?と考えていればそんなことにはならないです。
普通、ようやく一から百まで数を数えられるようになった幼稚園児に高校レベルの数学とか教えないでしょ。常に相手の立場で考えませう。出来ない問題ではなく出来る問題を出しましょう。
「⑤相手の話をちゃんと聞くこと」
聞き上手になる事は大事ですね。自分が話す事も大事ですが、相手の話にもちゃんと耳を傾けましょう。
「⑥楽しんでもらう」
まあそういった色々を通して、楽しんでもらう事ですね。楽しくないと続きませんので。
最後に。
囲碁講師などの仕事は、碁を指導することよりも、相手の心のケアが一番大事な仕事だと思います。囲碁は勝負事の世界なのでどうしても心が荒んできたりしがち。心が荒むと勉強にも身が入りませんし碁も負けます。
生徒さんの話を聴くことですっきりされる方、多いです。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
ブログランキングはじめました。一日一回ぽちっとお願いします。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト