ども~こんにちは。豆腐の角です。
よく「囲碁を始めると頭がよくなる」という話が出ます。
囲碁入門者を増やすために普及活動をされている方がよく看板にしている言葉ですね(´∀`*)
囲碁をすると確かに右脳と左脳を両方鍛えられるらしいのですが、では具体的にどういった能力が鍛えられるのでしょうか?
というのをこのコーナーで考えていきたいと思います。特に私は子供教室をやっていまして、囲碁を通じて何を学んでもらえるか、という事に関心があります^^:お付き合い頂けると幸いです。
囲碁を始めていい利点はいっぱいあるのですが、今回は
「概算能力」について話していきたいと思います。
まず概算とはなんぞや?ということですが、大まかに計算したり勘定したりする事です。
囲碁では知らない間にこの概算能力が培われていると思っています。
具体的に概算を使う時は、1形勢判断・目算、(2)次の一手を決める感覚、です。
形勢判断や目算はともかく、感覚で概算を使うというのは意外でしたでしょうか?
皆さんが次の着手を決めるとき「なんとなくここが大きそう」というかんじで打っていませんか?
これを「感覚」と人は言いますが、大体このへん、と感覚的に局面を捉える。これも概算である、ということです。
囲碁は手数が少ないほど一手の価値が大きく、石が詰まってくる終盤であるほど一手の価値は小さくなっていきます。
終盤は価値が小さいので一手の価値を割り出しやすく、算数で答えが出る分野です。序盤は自分の打つ手、相手の打つ手によって一手の価値が膨張したり収縮したりします。なので序盤では特に無意識的に概算能力を使っています。
なので序盤はとても数学的で、数学者の人は将棋よりも囲碁を愛好される方が非常に多いんですね。実は私の父も数学者だったりします。
中学、高校などの数学の問題には答えがありますが、数学者の考えるような問題は答えのない数学もあったりするそうで、そんな所もとても囲碁とそっくりなわけです。
つまり囲碁をすると概算能力が鍛えられる→感覚的数学力が磨かれる、ということですね~
ちなみに岡潔という昔の偉い変人的数学者さんは六段の腕前。当時の六段は相当な腕前だったはずです。
計算式があるものだけが数学ではありません。こういう感覚的数学力を身に付けるというのは、学校のテストなどでは見えにくいかもしれませんが、こういったことが最近よく言われる「人間力」に繋がるのではないでしょうか。
あ、もちろん囲碁打ってもまったく思考しなかったら鍛えられないですけどねw(´∀`*)
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