今年最後の記事。碁は石に意思を込める・意思を知る。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 年末でバタバタしております。あ、年賀状師匠の分かかなきゃw

 今年最後のブログとなりました。来年もよろしくお願いします。

 碁で考える事には大雑把に二つしかありません。自分がやりたいこと・相手のやりたいこと・やろうとしている事を考える事です。

 この二つの考えを忘れて定石定石~手筋手筋~詰碁詰碁~

 では絶対強くなりません。打つのは定石さんではありません。あなたです。手筋さんでも、詰碁さんでもありません。

 定石は一応互角とした石の運びです。しかし、自分の考えている事、やりたい事とマッチしていなければ、それはただ石を並べているだけです。

 定石はあなたのやろうとしている考えをサポートするものです。闇雲に定石を勉強しても意味がありません。

 定石に込められた「意思」を知るのに意味があります。ただ定石手順を覚えただけ、それなら貴方が打たなくても、誰にでも打つことができます。そんなのはPCソフトにでも任せておけばいい。

 手筋も詰碁も、あなたの「やりたいこと」をサポートするためのものです。手筋にも、詰碁に隠れている手筋も、意思が込められています。

 囲碁の強くなる方法は、石に意思をのせて打ち、相手の意思や、詰碁や手筋、定石に含まれた「意思」を学ぶことです。


 石はあなたの意思を込めなければ、ただの石です。意思を込めて着手し、価値を生むのは皆さんプレイヤーです。

 人間は太古からあらゆるものに「意思」を込めてきました。道端の石が、お金だった時代もあります。ただの紙切れがお金の時代です。
 ただの紙とお札の紙との違いは?そこに人間がお金という概念、「意思」を込めたかどうかの違いです。

 
 意思を知り理解することが強くなる秘訣です。その根本が抜けたまま勉強しても伸び悩むことでしょう。

 碁を打っているとき、相手が着手したらその手の意味を自分なりに考え、答えをだしましょう。そうすることで相手の意思を考える癖がつきます。それを考えずにいると、ただ自分が打ちたいところへ打つだけ、相手の手は知らない。相手がきたからとりあえず受けとけばいい、などという発想に至ってしまいます。

 日々相手の着手と自分の着手を自問自答して自分なりの答えを出すことが大事です。そうすれば間違っていれば学ぶことができます。考えなければ成長しません。

 
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囲碁が強くなる一般書籍&漫画コーナー1


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 このコーナーでは囲碁とは直接関係はないけど、勉強になる本、囲碁にも通じる考え方の本を紹介していくコーナーです。

 今日紹介するのはこちら。アニメ化もしたテニス漫画「ベイビーステップ」です。

 


 勉強一筋、常に成績がオールA評価の主人公が、高校生になってテニスをはじめる所からスタートします。

 運動神経のない勉強一筋だった主人公が、勉強ノートをテニスに取り入れて、テニスノートを使って難敵を打ち破っていき成長していくストーリーです。

 この漫画の素晴らしい所は現代スポーツ科学と、オリンピック選手などが実際にやっているメンタルノートの実例を漫画でわかりやすく解説していることです。
 
 メンタルノートは以前にもここで書いたノート法です。自分の現在の状態・長所・短所・課題・修正点などなど、ノートに書く事で視覚化し、客観的視点で自分自身を捉える練習をすることができます。

 おかめ八目という言葉があります。実際に打っている人よりも、隣でみている観戦者のほうがよく見えている。



 これを実戦でおかめ八目の状態になることができたら?

 ようするに「第三者の視点」でもって碁を見ることができたら……リラックスして碁を打ち、見えなかった所に気が付けるようになったりします。

 着手的な所だけでなく、たとえば形勢が不利になった時「ああ、いま自分焦っているな」と客観的に捉えると、びっくりするくらい冷静に局面を捉えることができるようになります。

 漫画って聞くと未だに馬鹿にする人がちらほらいますが、漫画は勉強しないと面白いものが書けません

 そして言葉を知らずとも。絵で視覚的にわかりやすく理解することができるのは、漫画の素晴らしいポイントです。

 これを機会にぜひご一読を。

 
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「強くなれない原因の研究12」たくさんの上手に教えてもらう弊害。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 級位者を抜けるために重要なのは、入門時からいい指導者にめぐり合うことです。入門時が一番固定観念がなく、心がやわらかい時期だからです。

 一番よくないのは、いろんな人に教わりすぎて、いろんな固定観念に囚われてしまう場合。

 一見、いろんな人に教わるのはいい事のように思いますが、みんな言うことが違う。しかも教わった人の前で、別の人に教わった打ち方をすると「前教えたのと違う!」などと怒られてしまうのではないか、などとだんだん心が縛られていきます。

 忘れないでほしいのは、その教えてくれた人が打つのではなく、打つのは貴方、ということです。

 一度こういう風に陥ってしまうと、中々伸びにくい。リハビリが必要になっていきます。中級で停滞する人の中にはこういった方が非常に多いですね。

 
 アマチュアの、お仕事していない上手に教わる。インストラクターじゃないからタダだし、いいように思うかもしれません。

 教え上手な教えたがりも上手にはいます。

 しかし気をつけてほしいのは、仕事としてやっていないということです。

 仕事じゃないということは、責任がありません。自分の言うとおりにやっていないと怒る人もいます。束縛してくる人もいます。

 
 もちろん仕事としてはやっていないけど、すごい教えるのがうまい人もいます。ですがよく見極めないと……ということです。

 自分を大切にして碁を打ってください。

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「どうすれば強くなれますか」こう聞かれて私がすること。


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 風邪を少しこじらせてしまいました。今年は風邪一度も引かなかったな~と思ったら、最後の最後で(´ω`)

 寝てばかりはあれなので、記事を。今日は初めて会った人とかによく聞かれる「どうすれば強くなれますか」について。

 この質問を受ける側としての正直な気持ちは「んなもんしらんわw」です。だって同じ人間とはいえ、姿・形・性格が全然違うのに、んなん聞かれてもわからない。

だからプロの先生はとりあえず「実戦・棋譜並べ・詰碁」という当たり前の事しか言えません。その「人」のことを知らないのに明確な事なんて言えません。

 この質問者さんは、そういうありきたりの事じゃなくて、もっと深い所が聞きたいんでしょう。

 だったら、もっと自分と対話してください。自分の碁について色々調べてみてください。答えは自分の中にしかありません。

 そうすれば、質問内容も良くなります。「いつも取ろう取ろうとして、最後に逃げられて、地が足りなくなって負けてしまう事が多い」→「取りに行かない・攻めて地を取るスタンスへ変更してみては?」など、質問内容が具体化すれば、解答も具体化します。

 私は「どうすれば強くなれますか?」こう質問されたら、あなたの事(碁の考え方や私生活について)を教えてください、とお答えします。

 そうしないと答えようがありません。
 
 私の指導では「モニタリングノート」というヒヤリングとカウセリングを行うものを導入しています。初めての生徒さんの場合ならまず自分の目指す碁や、目標、勝ちパターン、負けパターンなどの アンケートを取り、その情報をもとに指導方針を決めます。

 このブログでは何度も書いていますが、如何に自分と対話するか、が上達の鉄則だと私は考えています。

 人の事を聞く前に、まずは自分を知りましょう。あなたにはあなたにあった上達法がきっとあります。

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「よろしくお願いします」の意味が言えますか。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 今日は挨拶の話です。

 皆さん、対局前には必ず「よろしくお願いします」っていいますよね?

 何気なく使っているこの言葉には、どういう意味が含まれているのか、考えたことはあるでしょうか。
 碁はひとりでは打てません。相手と二人必要です。これから一局お願いするのでお願いしますというんです、というのが表向きの解釈です。
  
 私にとっての「よろしくお願いします」は、「貴方との対局を通じて私の心の弱い所を教えてください」という意味があるとおもっています。悪手、我欲に溺れた着手や、形勢が有利不利になった時でも心を平静で保てるか、慢心、疑心暗鬼になっていないか、そういう手が対局で出ます。

 わたしは碁は人の心を映す鏡だと思っています。自分の心の状態が盤面に現れます。しかしこれは一人ではそうなりません。自分以外の他者の存在が欠かせません。自分の心と、相手の心、二つあって初めてお互いの心を鏡のように見ることができます。

 
 よろしくお願いします→「お互いの未だ知らない心を知る」→ありがとうございました→「あなたのお陰でまだ未熟な所があることがわかりました」

 こういうふうに考えています。

 もちろん、技術的な所も含めてです。

 
 あなたにとって碁が強くなる一番の方法は、結局あなた自身の中にしか答えがありません。勉強法は人それぞれです。みんな、いろんな方法で強くなってきました。

 でもほかの人がそうだからって、自分もそうだってわけではありません。だから自分の心から目を逸らさずに見ることが一番の上達の近道なのです。

 皆さんもただの挨拶だと思わず、ちょっと自分の心と向き合う努力をしてみましょう。

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「強くなれない原因の研究11」シナプスの仕組みを理解し囲碁に取り入れよう②

 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 久しぶりにこのコーナーですね。今日もシナプスについて勉強しましょう。

 シナプス?新手のポテトチップス?と思われた方は前回の記事を呼んで頂ければ幸いです。(原因の研究タグにあります)
 シナプスというものを簡単に言わせて頂ければ、脳内にある神経の一部だと思って頂ければ。

 その神経には電気信号が流れます。そのやりとりで私たちは「慣れ」という感覚を得ています。

 方向音痴な貴方は、初めて来た地で道に迷いながらも、なんとか目的地につきました。本来10分の距離なのですが、かかった時間は30分です。二回目も同じところへいきました。やはりちょっと迷ってしまい、

 かかった時間は20分。しかしさすがに三回目にもなると「慣れ」て10分でつくことができるようになりました。

 初めてのことをする場合、頭の中に神経ができていないため、電気信号のスピードが滅茶苦茶遅いです。しかし何度も同じ道を通ることで、だんだんと電気信号のスピードが上がり、同時に動きが早くなります。これがいわゆる「慣れ」であり、成長のメカニズムです。

 初めての仕事や勉強、練習、最初は戸惑ったけど、何回も同じことを繰り返していると、だんだんと「慣れ」ていきませんでしたか?
 
 反復勉強というのはこのメカニズムを利用しています。 囲碁の勉強もこの仕組みを使えば……ということですね。

 このシナプスの仕組みは、いい方でも悪い方でも起こります。悪手を悪手じゃないと認識しないまま打ち続けたらどうなるでしょうか?悪手に「慣れ」てしまいますよね。慣れることで無意識に悪手が「当たり前のもの」になってしまうのです。

 だからなれる前にそれが悪手だと認識することが大事ですね。

 
 さて、本題の勉強法についてですね。それはいい手をいい手と認識し、繰り返し反復すれば、次第にいい手に慣れていくということです。
 
 私が推奨する秀策の一局の碁をを繰り返し並べる、これも自然な手を繰り返し並べることで自然に慣れるということです。

 一局並べたら違う別の碁を、これだとなれる前にほかへ移ったことになり、結局何も得られないまま終わってしまいます。



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男性と女性の違い。女性独自の思考法を開拓すべし。


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 今日は「男性と女性」についての囲碁の話です。

 スポーツの世界では、身体の大きい点で男性のほうが有利な事が多いのは、疑いようもない事実です。囲碁の世界では「空間認識力」という点で男性のほうが優れている(?)らしいです。
 しかし、女性には男性とは違ったいい面があり、そこを伸ばせば必ず男性以上の結果を残すことができると確信しています。

 それはスポーツでも、囲碁でも同じだと思っています。そこで共通認識としてもっておきたいことが……

 男性と女性は全く別の生物であるということを自覚することです。 




 差別どうこう、という話ではありません。同じホモサピエンスですが、脳味噌の構造からだいぶ違うのです。

 進化の過程でそうなったのです。(´ω`)  

 空間認識力に優れ、物事を理論立てて考える男性、女性は言語能力にすぐれ・感情(相手との共感)で考えると言われています。

 女性の良いところは、「感情が豊かであること」です。喜怒哀楽に敏感で、感情の共有・コミュニケーションに優れています。これがとても素晴らしい。それと「身体」の感覚です。

 たとえばここ一番の大勝負、男性よりも力を発揮しやすいのは女性のほうだと思います。とくにチーム戦。なでしこジャパンなどがその典型的例ではないでしょうか。コミュニケーション力に優れ、感情が動きやすいから士気も上がりやすい。高いパフォーマンスを発揮しやすいとおもいます。もちろん、感情に左右されやすい、というデメリットもありますが……

 男性よりも感情に対する感覚が優れている、これをうまく利用した思考法をすれば、男性よりも活躍することができるでしょう。 
 つまり、男性と同じ気持ちで取り組むのではなく、女性には女性の勉強法・思考法・取り組み方があるのだと思います。



 ここで囲碁の勉強法の話を例にしましょう。

 男性はよく棋書を買い、勉強しようとします。論理的に思考したいという欲求が高いからでしょう。

 女性は男性の真似をしなくてもいい。してもいいけど。感情の揺れ動く実戦と検討・棋譜並べなど感覚にくるものがいいと思います。
 誤解しないでほしいのは、女性が論理的ではないと言いたいわけではありません。感情や感覚を使っての思考のが道としては楽ですよ、といいたいだけです。

 さて、それらの勉強に加えて大事にしたいのが「会話」です。囲碁は手談といわれるほど打つ手で会話しています。

 女性に優れている点、それはコミュニケーション力と言語能力です。会話を意識して碁を打つことが女性の上達のキーポイントだと思います。

 残念なのが、会話を意識して碁を指導できるのが、私以外でどれほどいるか、ということなのです(´ω`)

 あ、最後に宣伝になりますが、来年からネット指導サイトを開講するのでよろしくお願いしますw
 
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囲碁の基本って結局なんなのか?


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 私は中学生三年の頃、すごく伸び悩みました。で、よく棋士の先生に言われたのが……

 「基本がわかっていない」

 うん、それはわかった。じゃあ囲碁の基本ってなんなんですか?そう聞いても、誰も答えられない。

 定石?手筋?読み?攻め?守り?

 どれも基本だということに間違いはなく、でもどこか、何かが違うような気がします。

 私は「会話するように考えること・考え方」が基本かなと思っています。

 どんなに定石を覚えても、意味が分かっていなければ正しい使い方もできません。

 意味がわからず会話するって、なんでも「yes!アハーン!?」だけですまそうとする日本人と同じです。

 定石はチャット会話でいえば、定型文です。定型文なのでキーボードを打ち込まなくてもいい。つまり楽はできますが、意味と使い方を間違えたまま使っても会話は上達しません。

 碁を打つのはみなさんプレイヤーです。定石が打つわけではありません。

 言葉を発するのは誰の口?私や貴方、みなさんのお口です。言葉は何のためにありますか?

 自分の言いたいことを伝えるためのものですね。

 では会話は?自分の主張くを言う・相手の主張を聞くことですね。

 定石も大事ですが、まずは何がしたいのか?っていう気持ちと、相手の気持ちを考える事。

 それを持ってからなら、じゃあどういう定石を覚えたら自分の主張を伝えやすくできるか?といった事を考えることができます。
 
 自分の主張と合った定石を選ぶことができるということですね。

 囲碁は自分の主張・相手の主張のぶつかり合いです。つまり意思のぶつけあい。

 意思なき所にいくら詰めこんでも楽しくない上に上達も遅くなると私は思います。

 手筋も、読みも、攻めも守りも、何をしたいのか?という所に根本があります。意思を持つことが基本ではないでしょうか。

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システムを作る者が勝つ~「発想」を作るシステムを作れ。


 ども~おはようございます。豆腐の角です。

 いまから京都の囲碁会へ行ってきます。

 よく聞く言葉に「この局面でどう打てばいいですか?」

 というのがあります。ごくありふれた質問ですね。

 これを聞くのはいいのですが、これだけでは質問者としてはマダマダです。

 先生が「こう打つと思います」と手をみせてくれる。これになるほど、で終わらない。

 どうしてその発想が容易に先生の中で生まれるのか、それを聞かないといけない。

 考え方が容易に生まれるシステムが強い人ほど多く、そしてしっかりとできています。どうしたらそのシステムが自分にもできるか?自分が先生から盗めるか?を考えないといけません。

 一度構築された「考え方」というシステムから「発想」という製品を生むのは、流れ作業の工場のようにポコポコ作られていくのと一緒で簡単です。

 じゃあ私も、その会社のシステムを知れば同じものが作れるんじゃ!

 そうならないといけない。

 その局面の最善手だけみればいい、これはその場だけで終わってしまいます。ですが、どうやってその発想に至るのか、考え方を知り、システムを構築すれば、あらゆる局面で応用が利きます。

 たとえば、この局面でどうすればと聞かれて、「こう打ちます」とだけ答えるとします。その手を見ただけであなたは納得します。

 厚みに近寄らないからここなんだという事が大事なのに、ただその場のいい手だけ聞いただけで満足する、これでは肝心な事がわからないままです。

 ビジネスの世界ではシステムを作った人が勝ちます。流れ作業の派遣社員より、派遣社員が毎日作っている製品のシステムを作れば、大金持ちなのは間違いないです。

 囲碁の技術も、おんなじことです。システムを自分の中に作りましょう。

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教えて!キリチガイ先生!サカレ形って基本形が二つしかないってホントですか!?②


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 久しぶりにキリチガイ先生のコーナーです。

 今日もまず最初にみる図はこれ!キリチガイです。これよ~く覚えてきましょう。

 お互い切れている・ダメの数石数も一緒で互角なのがキリチガイです。

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 以前の回で書いたように、アマチュアがよく打つサカレのもっとも多いパターンはケイマからできる形です。↓これね。

 Baidu IME_2015-12-14_21-39-0

 黒1は悪手です。切れる所を除くというのはとてもひどい手なんです。白に守られた状態をみると……

 Baidu IME_2015-12-14_21-39-47

 白2と打たれると、□がケイマのサカレ基本形にもどっていますよね。

 これさえわかれば、切らないといけない所がわかります。

 Baidu IME_2015-12-14_21-40-5

 この図は置碁でよくできる構えですね。白1も置碁でよくみかける手。これに2自体よくない手なんですが、3の時4はもう最悪の手です。ここはどうなろうと、切るしかありません。なぜかというと。

 Baidu IME_2015-12-14_21-44-58

 継がれたら例の形にもどるからです。

 Baidu IME_2015-12-14_21-45-29

 ということで3と切ります。4と打たれた時も、さっきの図を思い出せば、5と打つのが悪手なのがわかります。

 もう言わないでもわかりますよねw1と□がケイマでサカレてる原図と同じです。

 Baidu IME_2015-12-14_21-49-56

 部分的には黒あまりよくないのですが、いいとか悪いとかじゃなくて、こう打たないと会話にならないんですね。

 Baidu IME_2015-12-14_21-50-16
 
 どうです?キリチガイ先生すごいでしょ?色々わかっちゃったでしょ?さあ、貴方もキリチガイ先生を信仰しましょう。
 
 キリチガイは平等に、誰にでも、どこにでも現れます。あなたが気づいていないだけで暖かくみんなを見守っているのです。

 しかしまだまだ!キリチガイ先生に教えてもらうことはたくさんありますよ!

 それでは次回のキリチガイ先生をお楽しみに~

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囲碁ノートを書こう!②ロジックツリーを使って原因を探り出そう。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 今日も昨日に続いてノート法について書いていきます。

 まずは自分の情報を書きましょう。

 碁が好きなところ、嫌いなところ、苦手だと思うところ、自分の長所……などなど。

 次にあなたが碁に勝つパターン、負けるパターンなども書いてみましょう。思いつく限りでいいですよ。

 書いたら次はロジックツリーを使って思考を深めていきましょう。

 ロジックツリーとは製品の向上や売上げが低下している場合に、「なぜ?」「どうやって?」と追求していき、考えを深めていく論理思考法のひとつです。

 「WHYツリーとHOWツリー」 

 WHYツリーはスタートする切り口から、「なぜ?」の問いかけを繰り返し、原因を探り出す方法です。

 ↓がWHYツリーの例です。

議題「A社のA製品の売上が落ちた」 →「営業担当者の営業力が弱い」→「営業担当者の訪問回数が少ない」
                      →「販売代理店の販売力が弱い」→「営業担当の製品知識不足」
                      →「製品の価格が高い」      →「同価格で性能が良い製品がある」
 
 このようになぜA製品の売上が落ちたのか、「なぜ?」を繰り返し問いかけることで、より具体的に思考を落とし込み、余計なものを削っていくことで原因を探り出す方法です。
  
 では囲碁でWHYツリーを使ってみましょう。以下は例です。
 
 議題「碁が勝てない」 →「攻めが弱い」→「上手の石は全部強く見える」→「上手が怖い」
               →「石を取られる」→「弱い石がどれかわからない」→「石の強弱がわかっていない」

 とまあ、途中ですが、こんなかんじで「なぜ?」を繰り返すのがWHYツリーです。

 囲碁ノートとの相性は抜群の考え方で、とても素晴らしい思考法です。囲碁だけでなくどんな事にでも使え応用が効くのが素晴らしいですね。

 HOWツリーは、ある問題の解決策を考えた時「どうやって?」の問いかけを繰り返すことで、解決策を導き出す方法です。

 議題「攻めが強くなりたい」→どうやって?→「どれが弱い石か分かるようになる」→どうやって?→「石の強弱をわかるようになる」→どうやって?→……
 
 というように考えていく方法です。

 日記にどんな小さな事でもいいです。「悔しかった」この言葉一つが議題になり、「なぜ?」「どうやって?」を繰り返しましょう。
 
 そうすればどんどん具体的に考えられるようになります。

 囲碁は抽象的な所が多いためか、具体的に考える、という人が少なく思います。もっと曖昧にせず具体的に考えていきましょう。

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囲碁ノートを書こう!①データの視覚化を行い改善点をあぶりだそう!


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 最近連載ものが多くなってきてしまいました。できるだけ完結してから次の連載ものを~と思うのですが、書きたい事が多すぎるんですよね。(^_^;)

 さて、今日からまた新しい連載ものです。

 私はネット指導のさい、生徒さんに「モニタリングノート」というものをお送りさせて頂いています。これは生徒さん自身の長所・短所・勉強の方向性・これからの目標など、自分自身の状態の把握に使っていただいております。
 
 今あなたの状態はこうだから、ここに力を入れましょうとか、ですね。
 
 これはオリンピック選手が大会に向けて四年間、メンタルトレーナーと行う「日記」と井山石井師弟の赤ペン先生を参考にしているものです。
 
 「日記」は自分の日々の状態・考え方・失敗についての捉え方・今日の練習がなぜうまくいったのか、失敗したのか、などを思いついたまま書いて、自分の状態の把握に使っています。

 ここでは囲碁ノートと表現しますね。

 前から私は何度もこのブログで書いていますが、囲碁の上達で大事なのは自分と向き合うことです。

 そのためにノートに自分の情報を書いて視覚化することはとても理にかなった勉強法です。 ノートを開けば、自分の情報がわかる自分だけのデータベースになるのですから。

 成功した時はこうおもった、失敗した時の心理状態はすごく焦っていた、なんでもいいから書きましょう。

 ただ「焦った」と書いただけで、そこから思考を広げる事ができます。「なぜ?」と考えることで、「焦った」という言葉一つから多くの可能性を思考することができるからです。

 人間は忘れるようにできています。頭の中でぼんやり考えているだけだと、いつの間にか忘れているものです。

 書く事によって情報が残ります。情報が見えます。

 そのメリットは多大なものです。

 今後の連載ではノートのメリットと書き方について書いていこうと思います。
 
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勝ち=強くなった=×できる事が増えた=強くなった=○


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 なんかFC2のミスで一時的にうちのブログ凍結されてたらしいです。今みなさんみれますよね?




 さて、今日は強くなった=勝てるようになることという幻想をぶち壊します(?)

 まあ正確には、半分正解、半分間違いってとこなんですけどね。

 RPGゲームであれば、レベルが上がれば相手に勝てるようになるので、非常にわかり易いですね。 でも囲碁の場合、まあほかの事でもそうなんですが、勝ち=強くなったではないんです。

ゲームの敵キャラなら、ステージを変えない限り敵のレベルは変わりません。よってこちらがレベルを上げれば絶対勝てます。

しかし、囲碁の場合は相手も実力が変わりますし、運もありますし、体調にもよります。囲碁の強くなった基準を勝敗だけで決める事はとてもナンセンスです。

だから勝っても充実感がないなんて思ったことありませんか?勝っても強くなった気がしないと思ったことはありませんか?
勝敗で強くなった弱くなったって虚しくなりません?それで考えている限り苦しみは続きます。
 
では囲碁が強くなるってどういう事でしょうか?どうすればわかるんでしょうか?
もっともっと、曖昧にせずに具体的に考えていきましょう。




 囲碁が強くなるということは変わることと昨日言いましたが、「できることが増える」ということでもあります。

 ただし、できることが一つ増えたからって、勝ちにすぐ結びつくとは限りません。上手の人に強くなってるよ、って言われるけど自分では成績上がってないし、どこが強くなっているかわからないっておもったことありません?

 それって上手の人ができるようになった所をみているからなんですね。

 でも、囲碁は一つ出来るようになったからって、それで勝てるわけではありません。できることを一つ一つ増やして、いっぱいにして初めて勝ちに結びついていきます。



 別の世界、テニスで例えてみましょう。

 テニス入門者の人が、初級者~中級者の人に勝つためには出来ることを増やさないといけません。

 試合をワンゲーム行うだけの体力、サーブ、ボレー、ラリー、ほら、一個できたからって初級者には勝てないですよね。

 体力や、ボレー、サーブといったことを身につけないと勝てません。

 囲碁も一緒です。

 だから勝敗にこだわるのはやめましょう。それは地獄行きの切符です。出来ることを増やしていくことを考えましょう。そうすれば碁がもっと楽しくなりますよ。

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強くなる=変わること。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 強くなる事ってどういうことか、皆さん考えたことあるでしょうか?

 具体的にモノを考えるっていう癖をつけておく事を私は心がけています。皆さんにとって強くなるってどういうことでしょうか?

 勝てるようになること?これは半分正解半分間違いですね。

 強くなるという事は、変わることです。

 今までの自分が出来なかった事ができるようになった、これも強くなったということであり、以前と変わった、ということがわかります。
 
 変わるということは、以前までの考え方を捨てて、新しく生まれ変わるということです。

 今の考えに囚われ、その考えに固執しつつ布石がどうの、詰碁がどうの、定石がどうの……これではちびっとずつしか強くなれません。

 碁がもっとも大きく成長するその可能性を秘めた考え方が「変わる」ということです。

 てっとり早く強くなりたければ、今までの自分と逆の自分になればいいのです。対極にある言葉を探すように。
 
 私は現役の頃、囲碁ノートを書いていました。皆さんはそこまでしなくてもいいですが、今の自分をメモでもいいから書き出してみてください。

 長所・短所・できることできないこと。

 これを書いて、その逆の自分になると、それは明らかに「変わる」ことです。

 もちろんいい事を変える必要はありません。まあ長所が伸び悩みの原因でもあるので、強い人にみてもらってアドバイスをもらうのも手ですね。

 なんでもいいんです。たとえば置碁で守って守って勝とう→攻める事を意識しよう。これ考え方かわりましたよね。上手が怖い→怖くならないようにしよう、これかわりましたよね。

 多くの方が定石や詰碁・中盤が強くなれない原因のせいにしている。もっと考え方をシンプルに。なにが必要なのかを考えましょう。

 変わるということは今の自分を捨てることですから、怖いかもしれません。ですが、変わらないまま強くなろうとすることは本当に雀の涙ほどしか強くなれません。

 囲碁にどれだけ時間を費やしたか、ではありません。如何に自分と向き合ったか、が大事なのです。だから私が教えた生徒さんで自分と向き合った人は早い人で一日で周囲から碁が変わったといわれるようになりました。

 大事なのは費やした時間ではありません。どう考えてどう行動するかです。

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教えて!キリチガイ先生!サカレ形って基本形が二つしかないってホントですか!?


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 今日はキリチガイ先生にサカレについて教えてもらいましょう。

 先生とまったく関係のない専門外のように思われるかもですが、実はすごく関係がありますし、キリチガイがわかればサカレのひどさがよくわかります。

 キリチガイのおさらいです。キリチガイの大事なことは「お互い切り合っていて、おなじ石数、ダメの数で互角の形であること」です。

 互角か違うかはこの形を思い出せばわかります。

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 サカレ形とキリチガイの違いは、下図のように白だけ繋がってて、黒だけバラバラという状態のことをいいます。
 
 キリチガイはお互い切り合っているから互角。サカレ形は自分だけバラバラなのをいいます。

 また、基本的にサカレ形は以下の二つしかありません。
 
 ノゾキに手を抜いた形で突っ切られた図と、ケイマで突き抜かれた形です。とくにケイマのサカレは級位者にもっとも多く起きるサカレ形です。

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 下図の進行に違和感を感じられる人は強いですね。4が5と打たれてサカレ形にした一手です。これほんとよく見る。

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 □同士だけみると、ケイマの形です。そこを△と突き抜けられた形は、基本形とまったくおなじだということがわかります。

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 では4とこちらに押すのはどうでしょうか?これもサカレにした悪手です。

 Baidu IME_2015-12-7_11-12-6

 意味は先ほどと同じです。

 Baidu IME_2015-12-7_11-12-30

 そこで石を引っ付けずにケイマに外すのが好手となります。5には6でサカレ形になっていません。


 Baidu IME_2015-12-7_11-12-59


 次回もキリチガイ先生をとおしてサカレ形をみていきましょう。またこの話はこちらでも書いていたので参考までに→サカレ形のおさらい

 今日も先生大活躍でしたね。それではまたお会いしましょう。

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「強くなれない原因の研究10」シナプスの仕組みを理解し囲碁に取り入れよう。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 久しぶりにこのコーナーですね。

 今日はシナプスについて勉強しましょう。もちろん自覚・意識・無意識が関係する話です。

 私たち人間を含む、生物の脳内の情報伝達は、神経細胞同士のシナプスと呼ばれる、結合での信号のやりとりによって行われています。

 シナプスでの情報伝達は記憶や学習の分子基盤と考えられ、盛んに研究されています。まあまだ分からない事だらけなんですが。

 簡単に言うと、勉強でもスポーツの練習でも、この電気信号の伝達スピードを上げる事が重要なわけです。 
 
 初めてのことをするときは、この電気信号のスピードがとても遅いんです。

 イメージしてみてください。始めてする作業、仕事は慣れていないから、ベテランさんより時間が倍以上かかりますよね。
 
 でも何度もおなじことを繰り返していると、次第に「慣れ」てきますよね。そう、おなじ信号を何度も反復すると、だんだんと信号の伝達が早くなるのです。轍の後を繰り返し、繰り返し、通ると、轍がどんどん深くなっていきます。

 繰り返すほど神経の伝達スピードは向上し、前までは考えないと出来なかったことが、考えなくてもできるようになります。

 簡単な例でいうと、アタリなんかがそれですね。入門者はアタリといわれても一苦労しますが、皆さんある程度強くなったらすぐわかるでしょう。


 
 これがシナプスの仕組みです。ではこれを囲碁に取り入れてみましょう。




 私も修行時代にシナプスの考え方を取り入れていました。よかったのは、碁が強くなるイメージを明確にすることができた、ということです。 

 シナプスの存在を「自覚」し、イメージをします。「神経」のような線が脳内にあるのをイメージしてください。 

 今、自分が取り組んでいる事、たとえば修行時代の当時の私であれば、師匠に言われた「アタリを打たない」ということですね。

 頭では分かっていても、長年アタリを打つ癖が染み付いている場合、身体が無意識にアタリを打ってしまいます。「今はまだ「アタリを打たない」という神経がつながっていないんだ」と自覚し、脳内にアタリを打たない神経を繋げるイメージを持つようにしました。

 このイメージをすることで、だいぶアタリを打たない感覚のイメージをつかむことができました。

 おなじ過ちをしても、「自覚」と「意識」を使って問題を認識し、神経同士に電気信号を繰り返すイメージをすることで、より早く克服することができたと思いますし、悲観的にならず前向きに取り組むことができました。

 すると、つい無意識にアタリをうっていた自分から、アタリで考えられる自分になりました。だんだんと悪い感覚を「無意識」で打たずに「意識」の状態にもっていくことができました。

 これをさらに繰り返し行っていき、「アタリを無闇に打たないのは当たり前のもの」が無意識の状態でできるようになりました。

 無意識の状態とは、それが当たり前である感覚、です。当たり前だからほとんど考える必要もないのです。
 
 次回は勉強とシナプスのイメージについてお話しましょう。

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東京調査兵団だんちょーカドノ・トウフの書記より~④

 11月13日14時20分:初台囲碁クラブ

  マサミツ氏への憎しみを今晩のご馳走で晴らすことを決めた私は、初台囲碁クラブを出て今日の兵舎である世田谷代田に向かった。
 新宿から小田急に乗り換える。目の前の電車が小田急かと思ったらさらに階段降りたところだといわれて焦る。騙されるところだった。関東はとかく我々関西人と豆腐を困惑させる。
 
 世田谷代田で兵舎を一緒にするナゴーヤ地区の戦友、武市氏と合流し、チェックイン。いい時間になったので初台へ再び戻った。
 
 17時30分

 マサミツ氏とココスの前で合流した私たち二人は、すでにココスの中で待っているネモト・アキーラ氏のもとへ向かった。

 ネモト氏は東京で精強な戦士を育てている。「石音」という軍事施設で教官をしている方だ。
 
 彼はいった。「とりあえずごはんどうぞ」と。

 物がわかっている御仁だ。私は一瞬、マサミツ氏をチラリとみて口角歪ませ、醜い笑みを注文表の裏に隠した。

 「武市くん、ここはやはり一番高いものをたのむのが礼g……」 

 「あ、じゃあ私はこれで」

 私が言い切る前に彼は一番安いトマトのパスタを指さした。私は目を大きく見開いて彼を見た。正気かと。

 だが私は彼の横顔と指し示した指先をみて得心した。彼は完全に飲まれている。
 
 このキョウト地区の巨人と、関東の猛者に。

 微かに震える人差し指と、すぐに赤いトマトを摂取させたくなるほどの青い顔が、全てを物語っていた。
 
 私は思った。彼の顔がアンパンマンのように取替可能なら、すぐにトマトをと交換することができるのに。

 彼とは長い付き合いだ、ここは彼の顔を立てようじゃないか。

 「じゃあ、私も同じものを」

 とても心が広くなった気がした。今ならマサミツ氏のことも許せる、そう思ったのがすべての間違いだったことに後で気づくことになった。
 
 食事をしながらトウフ・レポートの話をする。マサミツ氏経由ですでにネモト氏にも読んでいただいていたようだ。

 彼は興奮冷めらぬといった途轍もないパワーと熱意で、私たちを圧倒した。結果的にリスペクトしていただいたようでなによりである。
 資金的な面での弱点などについても道を示してくれた。

 こちらから喋る暇がないほどの勢いと熱意、その姿に私は囲碁界の松岡修造だなと確信した。

 彼がいれば、囲碁界を明るく照らし続けるだろう。

 ただし私は少し後悔した。日焼け止めもってくるのを忘れてしまったことに。まあこの11月の季節に日焼け止めがいることになろうとは私も想像できなかったわけだが。

 少し日差しにあたりすぎたかな、そうおもった頃、13路大会の時間が迫ったのでお開きとなった。

 「じゃあわたしは13路大会の主催なんで先にいきます」

 マサミツ氏は腰を痛めているネモト氏と我々を置いて先にいった。
 
 私は当然、彼がおごってくれるのだろう、そうおもっていた。

 しかし。

 伝票はそのまま置かれていた。残された二人と一丁の周りだけ、静寂と沈黙が訪れた。周囲の喧騒が耳に入らない。広い店内で狭く息苦しい錯覚に陥る。トウフの壁面に、凝固剤がぽたりと落ちる。私の顔を毎日作ってくれているやさしいおばさんの顔が走馬灯のようにフラッシュバックした。

 沈黙を破ったのは武市くんだった。

 「あれ?これマサミツさんの財布じゃない?」
 
 私は一気にマサミツ氏の株をあげた。かっこいいじゃないか。だまって財布を置いていくその姿。ここからだせということか。見直したぜ。これが大人か。そうおもったのも一瞬だった。わたしはこの財布が小銭入れだといことに気づく。

 少々の不安とともに、財布をみた。
 
 中には数十円とポイントカードだけだった。

 そうだ、よく考えてみろ。彼も元はキョウト地区。我々とおなじ関西人。

 思考は我々と一緒じゃないか。一気に熱が冷える。上がった株はバブルのように弾けとんだ。

 つづく。

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豆腐と行く~囲碁心の旅②頭と身体を切り離して考えない。


  目の前を悠然と川が流れている。川を流れるは「水」だ。

  川の水も、朝露に濡れた葉からこぼれ落ちる水も、あなたの身体に流れる水も、みなおなじ「水」だ。

  水は「外の力」でそのありようは変わるが、水は水。どこまでも水だ。

  頭と身体を別々に考える人々が増えている傾向があるように思う。頭は身体の一部だというのに。

  碁は頭だけで考えているのだろうか。指先から感じる石の感触、相手の睨みつけるような盤上への視線、揺れ動く感情……
 
  頭と身体を切り離して考えているうちは、大いに動きが鈍るだろう。頭と身体が別々の動きをするのだから。

  身体はどこからどこまでが身体で、どこからどこまでが頭なのか。考えなくてはいけない。

  頭で考えることにこだわってはいけない。

  何度も繰り返した手の動きは、身体が覚えている。繰り返し並べた棋譜並べは思考を超える。
  
  故に限界はなく、そこに壁はない。

  風邪で高熱をだし、頭が働かなくても、プロ棋士がアマの五段に負けることはない。身体で打てるからだ。

  何年も石を打ち下ろした積み重ねた手が、身体が、すべて記憶している。
  
  身体を疎かにして頭ばかりで考えてはいけない。
 
  本で学んだ事、それは頭で理解したことだ。だが、実戦では理解したように打てない。身体が、動きが頭に追いつかないからだ。
  故に、実戦と本を繰り返し行き来して身体に染み付かせ、それが当たり前の感覚にすることが大事だ。

 貴方は水のはいったコップを持って口に運ぶ。この動作を考えて動かしているだろうか?腕の角度が何度で、指先の動きが……そんな事かんがえないはずだ。

 身体が当たり前のこととして認識しているから。

 自転車に乗るのに最初は誰もが苦戦するだろう。自転車はこいで動く、頭では理解している。だが身体は追いつかない。

 故に実際に何度も練習してこけたりしながら身体に染み付かせていく。

 自転車も、囲碁もおなじ。

 頭だけで考えない。頭を言い訳にしない。身体で考えよう。次第に心が動く。

 心が動けば、人も動く。

 
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教えて!キリチガイ先生!タネ石っていう心臓がどこにあるかわかりません!


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 今日はタネ石について。

 さあ、先生出番です。キリチガイの形ですが、この中に種石がどこにあるかわかりますか?

 実は全部タネ石です(笑)

 Baidu IME_2013-9-9_8-56-36


タネ石のタネは種と書きます。「種」は戦争を起こす「火種」の種です。

キリチガイの形はお互いの主張のぶつかりあい。戦争をこれから始めましょう、という手です。まさに戦争の火種ですね。 

 種石はキリチガイにあり、です
 
 キリチガイは戦争を起こす手である事・石数・ダメの数がおなじで互角であること。ここが種石の重要なポイントですので覚えておいてください。

 黒1と打ちました。白は2とそっぽを向きました。3と取られると、さあどうでしょうか。バラバラだった黒はすべて繋がり、ひっついている白はすごく弱体化しましたよね。


 黒がすべて繋がって、白が一方的に弱体化。戦争ではなく最早、黒に一方的に搾取されるだけです。黒が強すぎて、キリチガイに打ってのこされた白はまともに戦う仕事ができません。

 戦いましょう、といったのに、これでは白が何をやっているのかわかりません。

 これが種石を取られるということです。一方的に相手を強くさせてしまい、自分が戦えなくなるほど弱体化する手です。

 Baidu IME_2013-9-11_7-57-29

 さて、種石というのはキリチガイにした石にできるという事がわかったと思います。。

 しかし気をつけたいのは、タネ石は情勢によってカス石になるということです。そう、火種は常に動いているのです。 

 図をみていただきましょう。黒がヘボにアタリして押しまくりました。ここで黒□は種石です。△はカスとまではいいませんが、取られても困らない石になりました。なにが違うのでしょうか?

 △がなぜ種でなくなったかというと、それは黒がアタリしたり、押したりして、白に石数とダメの数が増えて強くなったからです。

 白の縦に長い白四つはダメが五個空いています。強くなった、とみます。

 Baidu IME_2013-9-11_7-59-57

 白が△をとった図です。外の黒には響いていません。中央の白同士がさらに強くなっただけです。

 Baidu IME_2013-9-11_8-29-48

 一方こちらは種石をとった図です。取ると白すべて繋がっただけでなく、周りの黒石がバラバラになり弱体化しています。意味のあった黒石が、強い石にへばりついた石になってしまい、働きを失ってカス石となってしまいました。 

 Baidu IME_2013-9-11_8-3-6

 このようにキリチガイの形に種石が存在すること・石が強くなると取られてもいい石にもなるということがお分かりいただけたでしょうか。

 種石を取られると、戦争していた今での兵士と兵糧がすべて無駄になります。上の図をみて感じませんか。敵国に負けて敗残兵となり、希望がなくなっているこの感じを。少なくともイキイキとしたように移りませんよね。

 
 はい、ということで種石編キリチガイ先生でした。

 先生今日も大活躍でしたね。それでは次回もお楽しみに。

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プロフィール

豆腐の角

Author:豆腐の角
ども~こんにちは。豆腐の角と申します。

棋力は東洋囲碁八段~九段を行ったり来たり程度。兵庫県を中心に、関西で囲碁を教えて生活しています。

現在の所、ネットはカフェトークをhttps://cafetalk.com/tutors/profile/?id=36141&lang=ja参照ください。

リアル個人指導一時間2500円。棋譜添削は三局分を簡単にまとめたものを千円でやっています。(需要の状況により、値上がり変更があるかもしれませんが、ご了承ください)
入門は30分500円から。お気軽にどうぞ。

カフェトークはちょっと無理!でも豆腐は信頼できる!という方は、豆腐とご相談で直接やりとり契約もおkです。生徒さんとの信頼の元やらせていただいております(´・ω・`)

 

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