100円に泣いたある少年の話。

 ども~こんばんは。豆腐の角です。
 
 たまには昔話でもいたしましょう。

 私は昔、プロを目指して修行をしていたことがあります。まあ、かなり凡人だったので、こうして平凡な豆腐の「角」をやっているわけですが。

 私が凡人というと、いやいや東洋囲碁で九段になったり、県代表になる人が凡人なわけがないじゃないか、と言われるのですが(時に憤慨とともにw)ある程度の時間と正しいトレーニングを行えば、そんなに難しくはないと思います。

 プロにはなれなかったけど、才能はある程度あったからでしょって、才能の多寡で片付けられるとこっちが憤慨してしまいます(´ω`)まあしないですけどw
 
 凡人には凡人なりの、努力があるのです。

 
 そんなかなり平凡で弱い私(上の人からみると)ですが、人を見る目は多少はあるほうだと思っています。プロになる人間、なれない人間、そういう人は大体見ただけでわかります。長いこといろんな人を見てきましたので。



 さて、今日はそのちょっとしたエピソードをお話致しましょう。



 昔、私がプロを目指すのを諦めた年、ちょっと院生と打ってくれないかと言われたことがあります。まあちょっとした合宿ですね。

 懐かしい面々と再会し、ある少年を見たとき、この子はプロになるな、と思いました。碁の実力やプロになるかどうかはその空気、雰囲気で大体わかります。今の実力がどうこう、は関係ありません。

 その少年は当時、東京の本院でいうとたぶん大体院生BかBの下くらいだったでしょうか。

 ほかの子も入れて、彼らと10秒碁の100円リーグをやりました。参加料100円、優勝した人が総取りです。まあ結局みんなでジュースを買ったりするんですけどねw

 ジュースに化けるだけですが、賭け碁に近いので憤りを感じられる方もいるかもしれません。しかし、お金が掛かっている勝負をするというのは、プロ棋士を目指すなら必ずやっておいたほうがいいことだと思っています。

 プロは常にお金がかかっているからです。碁に負けたらもうその棋戦の次の手合いが打てません。つまりお金がはいらないのです。

 ホン道場、将棋では羽生、森内などが参加していた島研究会が似たような事をやっています。

 
 さて、リーグの結果、その少年は優勝を逃しました。

 そして泣き出しました。

 さてみなさんは、100円で泣いたこの少年をたかが100円の事で、とお思いになるかもしれません。

 それは普通の人の感覚かもしれません。しかし勝負師としては失格です。

 たかが100円でも自分のお金がなくなる、優勝した人間は賞金をもらえる。これに悔しさを感じられないようではプロになる事はできないでしょう。

 プロになって、ある棋戦でライバルが優勝し、賞金を獲得。自分は一回戦で敗北。これとおんなじだからです。

 その賞金が大きいか小さいか、というだけの話です。

 この少年の泣いている姿をみて、私は確実にすぐプロになるな、と思いました。
 
 ある冬の寒い日の出来事でした。

 その三年後、彼はめでたくプロになる事ができました。

 
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強くなるという事~自動的に動くプログラムを構築していくこと。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 今日は強くなるという事について。(´ω`)お話しましょう。


 強くなるってどういう事でしょうか。

 前まで勝てなかった相手に勝てるようになった、勝率が上がった、これは強くなった「結果」です。本質ではありません。

 (´ω`)簡単に言えば、前まで出来なかった事が出来るようになった事、出来ることが増えた事が強くなるということです。

 ある局面での正着率が上がるという事でもあります。似たような類似した局面で、正しい手を高確率で打てるようになること、それは強くなったということです。
 
 常に高い正着率をキープするにはどうすればいいのでしょうか?それはプログラムを構築することにあります。

 たとえば入門者がアタリを発見するには時間がかかります。しかし、ある程度の人ならすぐに打てますよね。

 それはその人にアタリを発見するプログラムができているからです。

 一度このプログラムが作られると、考えなくても正着が打てるようになります。そんなところは「当たり前」となるのです。

 強い人ほどこのプログラムがたくさん構築されており、システムの一部として動いています。

 では、このプログラムを作るにはどうすればいいか、ということですね(´ω`)

 答えは反復です。

 地味な反復練習がもっともプログラムを構築するもっともはやい方法です。

 
 ボクシングには「ミット打ち」というものがあります。トレーナーがリングにあがり、ミットを装着し、ボクサーに実戦形式でパンチを打たせる練習です。

 いいトレーナーであるほどミットの位置を人の急所に構えます。そこに打たせて何度も何度も繰り返し打たせて、身体に叩き込みます。
 こうすることで普段の実戦、追い詰められた局面でも、パンチだけは常に人の急所へ来るようになります。

 意識がほとんどなくても、人の急所へくるって恐ろしいですよね。これもプログラム化しているからです。

 
 今度始めるネット指導サイトでは、急所、急所に石がくる棋譜集、問題集などを用意。プログラムの構築にお役立てください。

  二月~三月を目処に開講予定です。よろしくお願いします。

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攻めはまず姿勢から。ある程度のリスクを背負わなければ碁は伸びない。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。


 
 今日はリスクの話を(´ω`)

 人生においても碁においても、ある程度のリスクがない限り、大きなリターンはありません。

 リターンとは「成長への糧」成長への足がかりになるものです。

 たとえば、置碁で上手に負けないよう、ガチガチに守る碁を打つ。これはノーリスクで勝とうという作戦です。

 しかし、これではただ守っているだけで、学べる事が殆どありません。かえってこういう碁ほど意外と差を詰められやすく、結局負けてしまう事が多いのではないでしょうか。

 明らかな無理筋で白が打ちこんだ手、本来なら簡単に死ぬ手でも、ただ亀のように守るだけ。これでは勉強になりません。

 たしかに攻めるというのは、リスクもあります。「動」という動作には隙が生まれるからです。しかし戦わなければ、結果も成長への糧も得られません。

 ハイリスクはもたなくていい。でもある程度のリスクは持ちましょう。

 今の棋力で満足せず、さらに上を目指すなら、の話ですが。

 今まで攻める事を考えなかった人は、いきなり攻めよといっても中々難しいものがあります。最初は心の姿勢を攻めにもっていく事を考えましょう。 

 「気持ちで攻める」常に攻めを意識して打ちましょう。攻めとは石を攻めるだけではありません。

 相手をどうすれば打ちにくい碁にできるか?こういった事を考え実行するのは相手の思考を攻めているのです。

 打ちにくい場所がだんだんと増えてきた、だんだんと確定してきて、打てる場所が限定されきた。相手の打てる場所が減る、限定される、制限されるということは、確実に戦では攻めの基本です。

 まずは気持ち・姿勢から攻める姿勢になりましょう。

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ルーティーンを囲碁に取り入れてみよう。


 ども~こんばんは。豆腐の角です。

 今日はルーティーンについて。

 ルーティーンとは、日常的に行う動作、慣習のことをいいます。普段から使っている動きをすることで、いつもどおりのパフォーマンスを行えるようにするためのものです。

 ルーティーンで有名な所はイチロー選手のバッターボックスに入る動き。バットを一周させて守備位置の隙を伺う動きがメジャーで話題になり、「魔法の杖」と言われていました。

 最近ではラグビーの五郎丸選手もそうですね。五郎丸選手の場合は、あの独特なポーズではなく、いつも「八歩」を意識してボールをキックしているのが本当のキモのようです。いつも「八歩」を意識することで練習と同じ感覚で行うことができ、成功率を高めることができます。

 ルーティンを作り、行うことで、緊張感のある本番でも、普段やっている練習どおりの動きができるようになります。

 
 さて、ではこれを囲碁に取り入れてみましょう。

 囲碁におけるルーティーンは色々あるのですが、たとえば決まった布石を打つというのもルーティーンの一つです。

 三連星、中国流、ミニ中など、どれか一つに絞り、いつも慣れた展開、石の動きをする。

 これも一つのルーティーンです。

 あとは扇子や小道具など、普段棋士が使うものにもルーティーンが使われています。

 扇子はカッコつけたいがためにやっているわけではありません。碁で熱くなった精神状態と脳を一端碁盤から外にはずすために使うものです。
 
 扇子を開いたり閉じたり、パチリと鳴らしてみて「音に意識を集中」させることで、碁盤から意識を外すことができます。

 いつも使う扇子、小道具を持つことで、「普段と同じ」「練習と同じ」空間をつくることでリラックスして局面を捉えることができます。


 大会でいい成績を残したい人など、一発勝負の世界でいい結果を残したい人には是非取り入れて欲しい考え方です。

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「どうすれば強くなれますか」こう聞かれて私がすること。


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 風邪を少しこじらせてしまいました。今年は風邪一度も引かなかったな~と思ったら、最後の最後で(´ω`)

 寝てばかりはあれなので、記事を。今日は初めて会った人とかによく聞かれる「どうすれば強くなれますか」について。

 この質問を受ける側としての正直な気持ちは「んなもんしらんわw」です。だって同じ人間とはいえ、姿・形・性格が全然違うのに、んなん聞かれてもわからない。

だからプロの先生はとりあえず「実戦・棋譜並べ・詰碁」という当たり前の事しか言えません。その「人」のことを知らないのに明確な事なんて言えません。

 この質問者さんは、そういうありきたりの事じゃなくて、もっと深い所が聞きたいんでしょう。

 だったら、もっと自分と対話してください。自分の碁について色々調べてみてください。答えは自分の中にしかありません。

 そうすれば、質問内容も良くなります。「いつも取ろう取ろうとして、最後に逃げられて、地が足りなくなって負けてしまう事が多い」→「取りに行かない・攻めて地を取るスタンスへ変更してみては?」など、質問内容が具体化すれば、解答も具体化します。

 私は「どうすれば強くなれますか?」こう質問されたら、あなたの事(碁の考え方や私生活について)を教えてください、とお答えします。

 そうしないと答えようがありません。
 
 私の指導では「モニタリングノート」というヒヤリングとカウセリングを行うものを導入しています。初めての生徒さんの場合ならまず自分の目指す碁や、目標、勝ちパターン、負けパターンなどの アンケートを取り、その情報をもとに指導方針を決めます。

 このブログでは何度も書いていますが、如何に自分と対話するか、が上達の鉄則だと私は考えています。

 人の事を聞く前に、まずは自分を知りましょう。あなたにはあなたにあった上達法がきっとあります。

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プロフィール

豆腐の角

Author:豆腐の角
ども~こんにちは。豆腐の角と申します。

棋力は東洋囲碁八段~九段を行ったり来たり程度。兵庫県を中心に、関西で囲碁を教えて生活しています。

現在の所、ネットはカフェトークをhttps://cafetalk.com/tutors/profile/?id=36141&lang=ja参照ください。

リアル個人指導一時間2500円。棋譜添削は三局分を簡単にまとめたものを千円でやっています。(需要の状況により、値上がり変更があるかもしれませんが、ご了承ください)
入門は30分500円から。お気軽にどうぞ。

カフェトークはちょっと無理!でも豆腐は信頼できる!という方は、豆腐とご相談で直接やりとり契約もおkです。生徒さんとの信頼の元やらせていただいております(´・ω・`)

 

みくろっく

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