レッツ!囲碁会話(3・5)会話のキャッチボール


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 では昨日の宿題を。

 まず状況確認を。左辺は元々白の多い所です。なので左辺で戦いになれば、白が有利になります。なので黒は左辺でガツガツと戦いたくない。そこで×の黒を軽くみて、9と打ったんですね。左辺では遠慮して、無理せず右下に黒のバックが控えている下辺でポイントを得ればいい、という意味です。

 場合によっては×は取られてもいい、とみています。

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 10の意味は黒を繋がらせないという意味ですね。13まで。左辺が大きくみえますが、後にA~Cなどから打つ狙いが残っており、完全に取られているわけではありません。

 13とヒラキになれば右下と連動して不満なしです。

 黒9「左下あげるわ~その代わり下辺の開拓地をくれ~」

 白10「ええよ~左辺くれたらどぞ~」

 と、会話が成立している事がわかります。
 
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 ちなみに黒9で下図のように助け出そうとしても、10とヒラキで地を稼がれ、黒は得ているものがありません。11と攻めようとしても、12で攻めてるのか、攻められているのか……

 左辺は白が多い所なので、左辺で大きな地をつくったりするのも難しそうです。主導権を握られ、白の打ちやすい碁になりそうです。

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 実戦は10とツケました。この手は下辺を開拓したい黒の狙いを邪魔しようとしています。と同時に、黒に「どうする?」と質問しています。

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 11と打てば予定通りですが、12が良い形で左下を制されます。これも一局の碁です。

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 そこで11とノゾキました。白10は黒に11とノゾキの形でスミを稼がせるデメリットがありますが、それを打たせることで白が外側に石がきます。黒が左下で稼いでる間に、26とヒラキで逆に白が下辺を打つことになりました。

 白は下辺に回れましたが、黒も白の多い左下で黒地を10目以上作り、双方互角の展開です。

 10「下辺大事にするんやったら11でええ形なるけど、どっち大事する?」

 11「それ嫌やから下辺諦めるわー左下くれー」

 12「おっけ~交渉成立やな~」

 とまあこんな感じの会話をしているイメージでwww

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 碁を打つ時、棋譜を並べるとき、会話のキャッチボールを意識してみてください。考える癖がつきますし、手拍子での凡ミスも少なくなります。

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レッツ!囲碁会話(3)カカリの言葉を無視しないであげてください(切実)


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 最近、見る碁の殆どがカカリに手抜きし、さらにそのままお互いずーと放置しているという謎展開を多く見かけます。

 意味がわかって手を抜いてるならいいのですが( ̄◇ ̄;)ということで今日はカカリが何て喋っているのか、という事を勉強していきます。

 黒1がカカリですね。カカリは□の石を攻めつつ、下辺を発展させようという意味です。それに対して白は2とヒラキました。
 
 普通の手ですが、かかられた□を放置してまで急ぐ所かは疑問です。

 まだここまではいいのです。

 問題は黒3など、黒1と打った事を忘れたように、放置している碁を何度も見かるのです( ̄◇ ̄;)いや、たしかに碁はいろんな考えがあっていいのですが、普通は黒1にて抜かれたら……

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 カカリに手を抜かれたら、当然両カカリをするのが普通なのです。

 相手が打たなかったら自分が打つというのが基本です。黒1「手を抜いたら×を攻めるよ~」と言ってるのに前図2「ええよ~上辺稼ぐわ~」と言われて攻めなかったらおかしいのです。

 黒2対白1の石数で、黒が有利な戦いになります。有利になるのにわざわざ放置する意味がありません。

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 4なら5で黒地ができます。左下はそもそも白が置いてあった所。白が有利に戦える(または地ができる)場所で黒地ができるのですから、黒に不満はありません。

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 このようにカカリに手を抜かれたら、まずは両カカリから考えるのが普通です。その意味を理解して、あえて両カカリにせず、手を抜くのであれば何も言いません。

 一手、一手、何気ない事ですが、言葉を理解して碁を打っているか、いないかで同じ一局の碁でも得るものが違ってきます。

 さて、次回の宿題です。

 黒7のカカリに白が8とハサミました。左辺は白が構えている所ですから、戦いを求めるのは当然の考え方です。さてそこで黒は9とうちました。

一見、戦いを避けているようにみえるこの手の意味は??自分なりに考えて答えを出しましょう。



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レッツ!囲碁会話(2・5)会話の流れを感じてみよう(続)


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 さて昨日の続きです。

 まずは状況確認を。

 △の黒は□を攻めているのに使っています。が、△の黒も眼がありません。白□の石も眼がありません。

 そこで……

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 1と打ってきました。昨日では1は△のカカリを攻める手である、と書きましたが、この場合□をも弱体化させています。

 白1「□と△を繋がらせないように、あわよくば□とるぞ~△攻めるぞ~」と言ってるわけです。

 その言葉を聞き取れば、次は自分がどちらを大切にするか?ですね。つまり黒がなんて返事をするか、です。

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 2とコスミツケて左下を大事にしました。これはよくみる定石ですね。しかし……

 5となって、これは黒ひどいんです。□が取られると△が強くなり、黒が攻めれる石をなくしたからです。左辺白が強くなると、逆に左上の黒を攻められてしまう危険性が出てきました。

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 ということで実戦。こちらを大事にする所でした。黒2「左下はお好きなように。僕はこの石を助けて攻めをみます」

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 もし3と両カカリされても、4と打ってる程度で怖くありません。8となって□が取れると、△の黒が強くなり、左辺では憂いなく戦えるということですから。

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 会話の流れをなんとなくでも感じていただけたでしょうか。

 ちなみにこの碁はNHK聞き手でお馴染み、黒:下坂二段 白:大竹英雄名誉碁聖でした。

 棋譜ぅなどの棋譜サイトでこの碁の続きがみれます。気になる人はチェック!

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レッツ!囲碁会話(2)会話の流れを感じてみよう。


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 
 皆さん、いきなり外国の方に英語で声をかけられて、あたふたした記憶がありませんか?

 私は小学生の頃、英語で道を聞かれてあたふたし「おーいえーす!」しか言えず、混乱してしまった記憶があります( ̄◇ ̄;)隣のキャリアウーマンっぽい人が助けてくれましたがw

 さて、私でなくても、いきなり分からない言語で話されたら動揺したり、混乱するのではないでしょうか。

 実は囲碁も一緒なんです。  

 なぜ上手と打つと怖い、と思うのでしょうか?それは自分の知らない事、理解できない事をされる恐怖からくるのではないでしょうか。

 たとえ相手が上手でも、理解できる言葉(打つ手)の時は怖くないのでは?たとえばアタリにしてきた時。

 相手の手の意味が分かれば、さっと冷静に対処することができます。分かるから怖くないのです

 ということは大事なのは?「言葉を知る事」と「相手の言葉を聞くこと」ですね。

 

 一手目からすでに会話は始まります。黒1の星はアキスミを占めて、そこから発展拡大をしていこうという考え。つまり最初の数手でアキスミを占める事が多いのは、拠点づくりのためです。

 2のカカリは星からの発展拡大を阻止する&1への牽制攻撃(手を抜くとA~C)ということがわかります。さらに図を大きくしてみましょう。
 
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 盤面全体です。左上に白がいると、2の意味が見えてきます。1への攻撃をしつつ発展を阻止し、左上に白がいる利点を生かして、上辺を発展させますよ、という意味ですね。

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 相手が何をしようとしているか、それが分かれば打つ手と対処は色々見えてくるもの。オーソドックスな考え方ですが、黒Aは白の構想を邪魔する。B方向へ黒が打てばとりあえず和睦を結び、右辺の発展で力をつけて反撃を狙いますよ、という言葉の意味が見えてきます。

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 3と守れば、4と兵を引き、上辺を発展させる計画通りです。3と守られて右辺に急激な攻めがない以上、ほったらかしにしていると逆に攻められます。

 とまあ、このような感じで碁は一手目から終局まで言葉で紡がれてできています。

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 ではリスニングテスト。

 プロの公式対局から。白が18とうちました。この手は何と言っている(どういう意味)のでしょうか。

  

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レッツ!囲碁会話(1)囲碁会話を始める前に。


 ども~こんにちは。豆腐の角です。

 
 今日から始まりました、レッツ!囲碁会話。

 囲碁は手談と言われるように、打つ手に言葉が宿ります。「ここほしいねん!」「あげへん!」みたいな感じ。英会話みたいなもんです。これは関西弁ですけど。

 きちんと会話が成立している碁は見ていて気持ちがいいものです。有段者から級位者の碁までたくさん見てきましたが
、お互い何がしたいの?何を相手に伝えたいの?ということが分からない碁をみるとイライラします。

 一つ誤解を与えないように言うと、会話が成立している級位者の碁も当然多くあります。打つ手の質が低くても、そういった会話が成立している碁は気持ちがいいものですし、碁も自然と伸びてきます。

 さて、会話について少し考えてみましょう。会話とは相手に自分の考えを伝え、相手の言葉も聞くこと。

 伝えるには、自分が何をしたいのか?という考えをもたなくてはいけません。定石も常に自分がどうしたいか?がなければ、ただの意味のない単語の羅列です。

 それでは図をみて、囲碁会話をみていきましょう~

 黒1は何を考えた手でしょう?左辺の模様を広げようとしていますね。さらに手を抜けば2と打ち込むよ、といっています。
黒「左辺を広げつつ、下辺へ殴り込むよ。左辺きたら下辺へいくよ」
白「打ち込みは嫌だし、守って下辺地増やすわ」

 3とノゾキを利かして、さて次の一手は…… 

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 5と割打ち、白も6と割うちました。

 黒「左辺広げるつもりだったけど、右辺広いな。やーめた。右辺消しとこ」

 白「??こいつ、最初と言ってること違うなwまあいいや、左辺うとうw」

 これは会話が成立していません。まあある意味成立していますがwただ、最初の意見をひっくり返すと、前喋った言葉が悪い手になってしまいます。これは現実でも一緒で、最初に言った事とまったく違うことをいう人、信用できないですよねw

 ×の左辺を広げるために打った手が悪手になります。×の黒石がなければ、前図2と打ち込む手があるからです。そういった狙いをなくし、白を強くさせただけ。このように言葉には責任があるんです。
  
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 □を打ったからには、5と模様に芯をいれるところです。これで模様ができ、□の言葉が繋がり、会話が成立します。


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 今度はリスニングの大切さを学びましょう。

 黒が1とうちました。これは左下から大きな地を作ろうという言葉ですね。

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 白が2と出ました。この手の言葉をきちんと聴けば、初心者だって答えを言わなくてもわかります。

 ちなみにうちの子ども教室では

 豆腐の角「この2さんなにしようとしてる?」

 生徒「Aに出ようとしてる~」

 じゃあ打つとこは?
 

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 生徒「3~」

 ちなみにこの生徒は陣地取りを始めたその日にすぐ答えられました。うちは定石は教えていません。相手が何をしたいの?を考える事を教えています。

 3で会話が成立しました。このように囲碁は自分の考えと、リスニング能力が重要なゲームです。

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 リスニングを鍛えるには、常に相手と打った時、相手が何をしようとしているか?を意識することです。

 これができないと相手の言葉をきちんと聞き取れず、とんちんかんな自分語りをしているうちに、ダメヅマリで大石が……

 囲碁版バベルの塔にならないように気をつけましょう。

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プロフィール

豆腐の角

Author:豆腐の角
ども~こんにちは。豆腐の角と申します。

棋力は東洋囲碁八段~九段を行ったり来たり程度。兵庫県を中心に、関西で囲碁を教えて生活しています。

現在の所、ネットはカフェトークをhttps://cafetalk.com/tutors/profile/?id=36141&lang=ja参照ください。

リアル個人指導一時間2500円。棋譜添削は三局分を簡単にまとめたものを千円でやっています。(需要の状況により、値上がり変更があるかもしれませんが、ご了承ください)
入門は30分500円から。お気軽にどうぞ。

カフェトークはちょっと無理!でも豆腐は信頼できる!という方は、豆腐とご相談で直接やりとり契約もおkです。生徒さんとの信頼の元やらせていただいております(´・ω・`)

 

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